せとうち乗りつぎ紀行



 このページは、知人の黒田さんのご厚意により製作いたしました。
以下は、黒田さん執筆の旅日記です。

<文:黒田さん・編集:元多武峯線ユーザー>
<写真はすべて2005年9月23日〜24日/黒田さん撮影・無断転載を禁じます>


※本文内の( )内数字は、筆者の乗車した車両番号を表す。

…3時に仕事が終わり家に帰って寝ずに、五位堂5:21発の始発上本町行き普通(1525)に乗車。鶴橋まで寝る事に…したかったのだが玉手山トンネルに入るダブルタイホンや長瀬で制輪子がキシム程の強い停車衝動で目が覚めてしまう。外はいつからか明るくなり、乗客も立ってる人が目立ちだしている。

 鶴橋で環状線に乗換え6:10発の内回り(103-257)に乗車。けっこう乗車率があって座れない。京橋で降車客がたくさんいたので座席が空き座る。大阪で6:26発の京都行きに乗ろうと急ぐが仕事疲れと朝の低血圧で急げない走れない!あと少しで乗れず…別に後々影響が無いので問題はなし。

 6:35発の米原行き快速(223-2147)に乗車。新大阪で「急行きたぐに」を間に合わせで撮影。サンライズ瀬戸、出雲が遅れているようでまだ新大阪に到着してない。

新大阪に到着する583系きたぐに新潟から夜を徹して日本海縦貫線を走り抜けてきた急行「きたぐに」
583系が定期運用につく唯一の列車
<新大阪>

 3連休になるので新幹線ホームは売場から改札まで混雑していた。前もって自由席券を購入していて良かった。7:00発のぞみ501号博多行き(521-4)に乗車。窓側に座りたかったが空席が無く仕方なく3列の通路側に着席。

 岡山で7:56発のマリンライナー9号(223-5003)に乗車。児島に着いて鶴橋(大阪市内)からの切符を記念にもらい下電バスへ。鷲羽山へ行くバスは前回と違って「下津井循環バス、ことはい号」となっていて本数も増えていた。8:30分のバスに乗り鷲羽山へ。

 味野元町停留所付近に下電バスの車庫があり帰りに寄る事にしようと思った。鷲羽ボウル停留所を過ぎるとトンネルに入り抜けると目の前に瀬戸内海が飛び込んでくる。途中の下津井ハイランドからルートが変わり細い道を通り下津井港に出る道を通るようになっていた。

 下津井の町をグルッと回るように走り乗降客も意外に多く地元ではなくてはならない循環バスになっていると思った。鉄道が走っていた面影が無いかと探してみるが全然わからず。9時ちょうどに鷲羽山第2展望台へ到着。

瀬戸大橋を鷲羽山から望む瀬戸大橋を鷲羽山から望む2
瀬戸大橋を鷲羽山から望む3瀬戸大橋を鷲羽山から望む4
鷲羽山から瀬戸大橋を望む。橋上に列車やバスが行き交う。



 バス停から展望台まで坂道を歩き半年ぶりに瀬戸大橋が見渡せる第2展望台へ到着。今日はガスっていて遠くへは見渡せないのが残念。瀬戸大橋を渡るアンパンマン列車やマリンライナーを撮影。思ったより暑いので1時間後の9:57発のバスに乗り児島に戻って下電バスの車庫に行くコトにした。

下電下津井循環下津井循環バス「とこはい号」



下電児島営業所1下電児島営業所2
下電児島営業所3下津井電鉄児島営業所の風景<敷地外から撮影>



 児島に戻ると雨が降り出していて、しばらく児島駅前で下電バスを撮影。しばらくするとやんだので下電バス児島営業所に行く。許可取らなくても正門前の歩道からじゅうぶん写真を撮る事が出来た。それほど狭い車庫でもある。

マリンライナーと南風マリンライナーと南風の並び<児島>



 歩いて本日3回目に訪れる児島に戻る。高松行きのマリンライナーを一本撮影して11:13発の岡山行きマリンライナー(223-5002)に乗車。岡山に着いてしばらく電車勝手に撮影会を開く。115系の瀬戸内色や広島快速色はほとんどリニューアル色になってしまったのか全然やってこない。

 暇だから駅から出て昼食を済ませ岡山市電の写真を撮影しに行く事に。適当に東山行きの電車に乗って(7401)「小橋」という電停で下車。「momo」号を撮影。また市電に乗り(8201)岡山に戻る。岡山に戻るとお気に入りの115系の瀬戸内色と103系のマスカット色が停車していた。岡山14:59発の観音寺行き普通(113-3)に乗車。

岡山電軌の「momo」<小橋電停>momo



 茶屋町に着き、次に乗る宇野線の電車が茶屋町駅に入線するトコの写真を撮ってから15:32発の宇野行きに乗車(212-2)この車両は元マリンライナー車で223系に置換え後はバラしてワンマン対応化改造を受けた車両である。運転室の後ろはムダに広いスペースを業務用に確保していてドアの前まで運賃箱がきている。

 初めて乗ると「この余分なスペース絶対ジャマや!」との印象を受けると思うが、これはドアの前に運賃箱を置く事によって運賃未収や不正乗車を防止する対策を取っているのではないかと思われる。自分なりに考えた結果だから当たっているかはわからないけど、たぶん間違いないと思う。ツーマン運転の時は運賃箱を収納して余分なスペース分の場所まで乗客が入れる仕組みだと思う。

 児島トンネルを抜けて備前田井に停車。備前田井は昔、D51の貨物が上り勾配で発車するために圧縮引出しをして苦闘した場所です。実際に見てみるとキツイ勾配には見えなかったです。そんな事を思いながら終点の宇野に到着。高松までの船のチケットを買い四国フェリーに乗船。16:25出港。

宇野港1宇野港2
宇野港3四国フェリー
高松港夕暮れの瀬戸内を行く。かつての宇高航路もこのような感じだったのか



 動き出したら僕は最上階の展望デッキへ行って高松港に着くまでずっと夕焼けや行き来する船を見ていました。遠くに瀬戸大橋も見えました。しかしガスっていて半年前のようにきれいに見えず。17:30頃に四国高松に上陸。

 琴電築港高松駅の近くの踏切で撮影したがだいぶ暗く写る。今回は琴電の撮影をあきらめJR高松駅に向かう。入場券を買って構内に入るとまず讃岐うどんを食べた。晩ご飯も兼ねている。

キハ58国鉄色国鉄色のキハ58との出会い<高松>



 後は適当にブラブラ構内を歩いてたら高徳線ホームに国鉄メークのディーゼルが入線してきた。四国塗装と併結していて徳島行き普通列車と並びんだ。もちろん写真撮って満足し19時前に駅を出て高松駅前のステーションホテルにチェックイン。受付のおばちゃんと少し世間話をしてから208号室の鍵をもらい一晩お世話になる。

 この208号室は交差点に面している部屋で、横断歩道が青の「パッポーパッポー」の音や車が走る音、船の「ボォー」って汽笛や信号待ちの人の会話まで聞こえてきてやばいぐらいにぎやかです。まるで交差点で寝てる感じがします。たまに窓から人や車の流れを眺めてました。テレビは興味引く物は何もなく本は時刻表だけ。とりあえずMDを聞きながら時間をつぶして22時に就寝…


 半年前にも今回と似た行程で岡山、高松へ写真を撮りにきた事があります。しかし岡山市電は初めてでした。高松の街は僕的にいつ来ても不思議と落ち着きます。街がスッキリしていてキレイなイメージが僕の中で出来ています。琴電の撮影が出来なかったのは残念で次は琴電目的の行程を考えたいと思います。

<1日目終わり>

2日目へ続く



鉄道旅日記メニューへ戻る



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送