<特別レポート>
「当麻今在家」停留所跡を訪ねて



 先日のとあるオフ会で参加者が持ってきた古い地図を眺めていたら、高田下田線・西鎌田からさらに西へ延びている路線があるのを発見。終点は「当麻今在家」
 
 非常に気になったので、地図を片手にその「当麻今在家」を訪ねてみた。

<写真は特記以外すべて2005年1月4日/管理人撮影>



 まず上の図1をごらんいただきたい(かなり大雑把な地図だが)。これは、香芝市鎌田と葛城市(旧當麻町)今在家付近の略図である。図の右側に国道169号線が南北に走り、エヌシーバス高田下田線の「西鎌田」停留所がある。

 「当麻今在家」停留所は昔の地図によると、その西側1km足らずのところにあったようだ。現地に行ってみたものの、跡形などあるはずもなく、こんなところにバスが本当に来ていたのだろうかというようなところであった。

 西鎌田停留所から国道169号線を南に向いて撮影する。(図1の@の地点)
 当麻今在家行きはその先に見えている信号を右折していたと思われる。


A地点

B地点

 当麻今在家行きが右折していたと思われる交差点。最近できたパーティーハウスが目印。もちろん当時はそんなものはなかった。
(AB地点)

 進路を変えて、正面に二上山を見ながら西進。
(C地点)

西鎌田方向から、「当麻今在家」停留所があったと思われる付近の交差点に到着。
(D地点)

 その交差点をEの地点から撮影

 同じ交差点をFの地点から撮影

 同じ交差点をGの地点から撮影。バスはどうやって転回していたのだろう?



 当麻今在家。何の変哲もない、普通の集落だった。近鉄南大阪線当麻寺駅から徒歩15分ほど、距離にして1km弱だったので、近鉄の利用のほうが便利で、わざわざバスに乗って近鉄高田駅まで出る必要もなかったのだろう。

 私はこの当麻今在家停留所の現役時代を知らない。もし当時のことをご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ当時の様子をご教示いただきたいと思う。


 後日、D地点の写真の右側(図1で赤丸で囲んだ交差点の北東角)に停留所と転回場があったとの情報を頂いた。

 当時は、日野RLが現役でいすゞDBRやMRが登場する前に当麻今在家は廃止となったようだ。

 現在は、転回場があったところには民家が建っており、跡形もない。

(2005年1月8日記事追加。陵西市場さんより情報を頂きました。)


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